コモまちFile:No6【廃墟】川沿いに残された畜産場の跡地を訪ねる。

こんにちは。
先日路上探検をしていた途中で偶然出会った、廃墟をご紹介します。

少し春めいてきたかなと、気のせいでも感じるようになってきた穏やかな日中に、テクテクテクと歩いていました。

何気なく、ふと右側を流れる川沿いへ目をやると、、

わ、なんじゃこりゃ!よくある古い畑の倉庫とは規模が違うぞ!

よし、探検しよう!(ウキウキ

そう、レトロな街並みが好きな私は廃墟好きでもあるのです。

ですので、廃墟でボヤ騒ぎを起こしたり、破壊したり、盗みを働いたりする人は嫌いなのでした。

まずは建物の反対方向に広がる原っぱへと行ってみました。

古い物置以外、特にめぼしいものはありませんでしたが、突き当りまで進むと看板が立っていました。

ここから先は、とある神社所有している土地のようです。

引き返して、散策を続けましょう。

うーむ、ここら辺は昔の畑の跡地っぽいなー、という事はやはり畑に関連した建物なのかな・・・。

いよいよ、核心部の建物へと近づいてみました。

どきどき・・・・・

ただでさえ古そうな自転車に、これだけの植物が絡まっている様子から、相当な年月が経っていることがうかがえます。

果たして、この建物の元の姿がわかる手掛かりは残されているでしょうか。

この浴槽はもともと備えられていたものか、不法投棄なのかはわかりませんでしたが、建物は2つのスペースに分かれているようでした。

写真の方の棟は損傷具合がひどく、内部も残念ながら特に手掛かりとなるものは残されていませんでした。

建物の脇に、投光器が落ちていたので、夜間も稼働しているようなところだったのかなと・・・。

妄想を膨らませつつ。

左側に残された建物に期待を込めて、探索を続けます!

いざ出陣!これは・・お、檻!?

同じ広さの檻のようなものが3つ並んでいました。

大きさからするに馬小屋か、豚小屋でしょうか。

ふと、夜には満点の星空が望めそうな天井を見上げながら考えました。

もし、馬小屋だとするとつぶれかけていた小屋の方に干し草でも貯蔵していたのか。

しかし、川沿いで3頭ばかし馬を飼っていたとすると何のために・・・?

そう考えると豚小屋の方が合っている気がするが・・・。

・・・・・うーむ。

なにかは断定できませんが、おそらく家畜を飼っていたのだと思われます。

物置小屋の中にはさらに小さい檻のような、餌台のようなものが。

謎は深まるばかりです。

建物周りも見てみましたが、見つかったのは中国4000年の歴史を見てきた貴重な茶器のみでした。

これ以上は手掛かりが見つからなさそうでしたので、探索はここで打ち切りました。

はっきりとは分かりませんでしたが、畜産場であることは間違いなさそうです。

冒頭の道向かいにあった工場の跡みたいな建物も関連しているのか・・・

・・・・はっ!

ここで私はあることに気づきました。

立派なスズメバチの巣がある!

シーズン終わりに鳥にも襲撃されなかったのですね。
少しモヤモヤする終わりになってしまいましたが、これもまた廃墟の楽しみ方の一つかと思います。

※くれぐれも廃墟の破壊活動及び不法投棄などはなさらぬよう、深くお願い申し上げます。

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小諸まちなみ通信

通称『コモまち』:長野県小諸市及び周辺地域のレトロな町並み、B級スポット、気になったお店など、面白そうな場所を探検して情報発信するWEBサイト。

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