

こんにちは。前回の廃山荘群を後にした私たちは、令和元年の台風被害で半壊したまま残っている吊り橋に訪れました。
2019年10月・台風19号の影響による千曲川の氾濫被害を受けて、一部崩壊した『大杭橋』
被災する前年度の2018年に『小諸ふるさと遺産』に認定されていました。

小諸市内で千曲川に架かる橋として現存する唯一の吊り橋。
隣接する現代的な小諸大橋と重なる眺望が千曲川の風情を感じさせる。
「小諸ふるさと遺産」を認定しました。(平成30年度第1期)より引用

台風被害に遭う前より、老朽化により人も車も通行禁止の状態ではあったものの、
自然パワーを前に、なすすべなく無残にもグニャリと折れ曲がってしまっています。

東信ジャーナルさんのブログ記事によると、2022年度に大杭橋は撤去される予定との事でした。
やはり、全て撤去されてしまうのでしょうか・・・。

橋げたのたもとに、『子ども専用つり場』の看板がありました。左脇の細い水路が該当しているようです。
橋の下側へと回ってみましょう。↓

・・・・・この迫力!!
人為的には作り出せない、撤去するのが惜しくなるフォルムをしていますね。

2次被害など安全面で考えれば、早々に撤去するのが一番です。
放置してたら、見学に人が群がってきて人気スポットになってしまいますし。

別アングルからもう一枚、パシャリ!

静かに横たわる『パイルベント式橋脚』 ← 今回ネットで調べて覚えた知識(ドヤッ


残っている側だけでも、なんとか保存できたらありがたいですね。

ちなみに崩壊した側の橋の近くに『湯の瀬温泉・吉野家』さんがあります。
すでに閉業なされていますが、宿のご主人が居住しておりますので、くれぐれも探索を行わないようお気をつけ下さい。

旅館跡と橋のたもとにある『夢地蔵尊』

夢地蔵尊の由来は、(『信州小諸は千曲川の傍なる湯の瀬の地にて、温泉を掘り、人々の心身の健全を守りましょう。』という夢の中のお告げを信じて、数々の苦労を乗り越えた先に大願成就した。)との事ですね。
今、叶えたい夢を胸に秘めている方は祈願に行かれてみてはいかがでしょうか。
所在地はこちら↓
(さぁ、橋も十分に堪能し、夢もお地蔵さんに願ったところで、出発するか。)と、思ったのですが。

橋の遠景を撮るために進んでいったスペースのさらに奥の川崖のここが気になって、近づいて行ってみました。

洞穴のようなものにさらに近づいて正体をみた私は、冬眠明けの熊のように叫びました。
『この穴向こう側までつながってるぞ!!!ガオーー!!(!?)』
小諸B級スポット探検『②大杭橋~おまけ編』へ続く。