

こもまち探検隊
こんにちは、先日雪がそこそこ積もる中、小諸市のB級スポット巡りを行ってきました。
1本目は<小諸の風さん>より教えて頂いた情報を元に、山中に眠る廃コテージ群へ行ってきました。
※万が一現地へ行かれて事件・事故に巻き込まれても一切の責任は負えませんので、詳しい場所は控えさせていただきます。
それでは、こちらからどうぞ↓

今年はここ数年では珍しく、冬らしい冬景色となっています。
現地をグーグルマップで確認すると、山中の細い道沿いのようでしたのでたどり着けるか不安でしたが、除雪が入っていて一安心。

やはり山の方は結構雪が残ってるなーなんて思いながら走っていたら、そうそうに物件を発見しました。
「おお、これか!」
しかし、雪の一本道で車のすれ違いも厳しい場所ですので、はやる気持ちを抑えて車を止めるスペースがないか探すことにしました。
幸いにも近くの雪除けスペースに止められましたので、少し置かせて頂いて探検の開始です。

車を止めた位置から、徒歩で向かっている途中に『市道開通記念』と書かれた石碑を見つけました。

その後も、少しテクテクと歩いて行くと。
『お、あったあった。・・・・って、な、なんじゃこりゃー!』

ぱっと見だと、(道沿いに3、4件古い別荘が残っているくらいかな。)と、思っていたのですが、崖と言ってもいいほどの斜面に、ザッと20棟ほどの建物がありました。

建物1つ1つは小さなコテージのようですが、これほどの規模の物件情報がネット上でほぼ出回っていないなんて、まだ日本には知られていない廃墟が残っているんだなと、この国の明るい未来に少しワクワクしました。

やはり、老朽化の進みと斜面という事もあり倒壊してしまっている建物も何軒かありました。


立っている建物も損傷が激しくて、まるで20Rくらい闘い続けたあとのボクサーのようにボロボロでした。
とはいえやはり、内部の様子も確認したい!

開けるまでも無く、フルオープンなドア。
中には『単水栓の小さな流し』と『小さな冷蔵庫』。
冷蔵庫を開けたいけど、ここは床が抜けそうで入れません。
廃墟探検に必要なのは、無謀な勇気と絶対にケガをしない状況観察力なのです。

トイレは玄関を一回出てすぐ隣に付けられているんですね。
変なつくりですが、建物自体が小さいから仕方ないのかな。

入口に『B17』書かれた小さな表札を見つけました。
貸別荘みたいな感じだったのかな。。


おそらく、もともとの作りも簡素なためか、朽ち過ぎていてなかなか内部に入れそうな建物がありません。
なぜこんなに市街地から離れた山奥の斜面に、大量のコテージを建てたのか・・。
手掛かりになるものを見つけたい!その一心で探索を続けました。

そして、一棟の建物に目をつけました。

この、トイレでさえもやっとの思いでふんばって今の形を保っている、建物にて。

ちょっと、中の様子を見てくるわ。
意を決した私は、同行者にそう告げると建物内部に足を踏み入れました。
そうです、床が踏み抜けたらそれよりも早く足を戻せば良いだけ。
建物が倒壊し始めたら、それよりも早く脱出すれば良いだけの話しなのです。
※(カッコよく言ってますが、ただのアホですので皆さんは決して真似をしないでください。)

ふろ桶やシャンプーなどが普通に残っていました。
この風呂釜の感じからすると、建ってから40~50年は経過してそうですね。

居間側へ移動すると、すぐ足元に自転車が廃棄されていました。
ご丁寧に車輪だけ外してありますね。

『わ、新品のキンチョールだ!』
思わず声をあげる私。
しかし、今考えると未開封であっても、新品ではないですね。

『うわ、こっちにはぶんぶく茶釜が落ちてるぞ!』
ぶんぶく茶釜にはしゃいでいてこの時は気がつかなかったのですが、手前に週刊誌がありましたね。

『こっちはお酒だ、誰だこんなところで飲んだのは!』

こちらもまた、お酒のインパクトにより、懐中電灯下にストーンヘンジのように並べられた謎の丸い物体に気が付いてなかったですね。くやしぃ。。

調理場スペースは一畳ほどで、こちらにも多くの食器、鍋やお釜にノコギリなどの調理器具等、多数の残留物が残されていました。(ノコギリ!?)

ラップや醤油も中身が残ったまま放置されていますね。


居間にて、『〇〇山荘』と書かれたハンガーを発見しました。
これだ!っと思ったのですが、ググってみてもやはり情報は見つかりませんでした・・・。

『建物を撮る、人を撮る。』



試しに、下の建物の方へも行ってみました。

あたりを見回すと、ものすごく心もとない手すり発見しました。
ものすごい心もとなかったので、これには頼らずに降りていきました。

見て下さい、この床下工事。
もしも何も知らずに一泊して、翌朝この状況に気付いた日には、
(うそだろ・・・俺たちの昨日の一晩は枝に支えられてたのかよ!)っと叫ぶこと必至ですね。

もう少し下へ進みましょう。

下の方の形を保っている建物も、ご覧の通りに落ち葉や土砂で3分の1ほど埋まってしまっています。
残念ながら扉を開くことは叶いませんでした。

よし、戻るか、、

途中に床下の木の残骸の中に、相当古そうな木製のスキー板がありました。
何年頃の物でしょうか。

1棟だけ、少し補強されていて現役で電気の通っている建物がありました。
ここだけは、物置や管理棟の役割で使用しているのかもしれません。

情報が少なくて、はっきりとは分かりませんでしたが、おそらくはここら一帯を別荘地として開発して、貸別荘(コテージ)業も営んでいたのではないかなーと思います。
残存棟数が多くて、見た目の迫力が結構ありましたね。
しかし、少し不完全燃焼気味だった私たちは、次なる目的地を求めてリスタートしました!

よし、次行こう!
次回【 台風で半壊被害を受けた幻のふるさと遺産+謎の川崖隧道編 】
Stey tuned‥‥‼
(小諸の風さん、情報提供ありがとうございました‼)