
浅間山の麓に位置する『小諸市』
ミネラルを多く含んだ硬水が多いとされるなか、唯一軟水が湧き出ている名所があります。
それが諸地区にある『弁天の清水』です。
アクセス情報はこちら↓
〒384-0043 長野県小諸市諸250

住宅街の細い道に入っていくため、訪れる際はお車のすれ違いなどにご注意ください。
風情溢れる建物にも注目です。
駐車スペース

駐車スペースは3台ほどありますが、利用される方がわりと多いです。
用を済ませたら速やかに去るのがベターなようです。

清水周辺の環境保全の為、浄財のお願いがありました。

今回は一口飲ませて頂くお礼に、感謝の気持ちを込めて奉賽させて頂きました。
澄み切った浄水

私の黒々とした内面とは裏腹に、澄み切っていてとても清らかなお水が流れています。
水の流れる音は不思議な癒し効果がありますね。(あとついでに、トイレが近くもなりますね。)
弁財天の社

水場のすぐ上に『弁財天』の社があることから、弁天の清水と言われています。

古くは旧東山道の『清水の駅(うまや)』として栄えてきた大里村(現小諸市)の諸地区。
その豊富な水量を資源に、近くには小諸の製糸業を支えてきた『純水館』が建てられたことでも知られています。
浅間の山からしみ込んだ雪解け水が、悠久の時をかけて磨かれてこの水場へと湧き出した『弁天の清水』
周辺地域の地元民ならず、他県からも汲みに来た人々に恵みを与え続けています。

実飲


ひと口含むと、活火山ならではの浅間山の風味が口の中に広がり、確かな軟水を思わせる滑らかな舌触り、そして限りなく優しい口当たりの清水でした。
この日以降、子どもたちからは「パパ、最近優しくなったね。」と言われるほど人当たりが柔らかな人間にもなってしまいました。私にとっての【弁天の清水】は荒み切って荒れ果てた人間の心にも潤いを与えてくれる、オアシスのような存在になりました。
大切に後世へと語り引き継いでいきたい名水の地ですね。
軟水なので、コーヒーを淹れたりお米を研ぐのに利用すると雑味が少なくとてもおいしくなるようです。
※現地の湧き水は消毒がされていない”天然水”ですので、試飲は自己責任でほどほどに!

〒384-0043
長野県小諸市大字諸250
◎駐車場 3台分スペース有
おまけ
『清水の夕景』

諸地区には歴史を積み重ねた建造物が多く、夕暮れ時には風情溢れる夕景を見ることもできます。